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親子で考えるeスポーツとしてのフォートナイト活用術。小学生の「目標達成力」を伸ばすロードマップの作り方

「プロゲーマーになりたい!」 毎日画面に向かってフォートナイトに熱中するお子様を見て、応援したい気持ちの反面、「ただ遊んでいるだけで将来大丈夫なの?」「本当に上達しているの?」と不安を感じていませんか?

実は、フォートナイトは単なる「遊び」ではありません。正しいアプローチで取り組めば、社会で生き抜くために必要な「目標達成力」や「課題解決力」を養う、最高のeスポーツ教材になります。

上手くなる子と、伸び悩む子の決定的な違い。それは、反射神経だけではありません。 「大きな目標」から逆算して「ロードマップ」を描き、今の自分に足りない「課題」を見つけて、日々の「練習」で改善していく。このサイクルを回せているかどうかが、勝敗を分けるのです。

本記事では、小学生のお子様を持つ保護者の方に向けて、ゲーム時間を無駄にせず、子供の成長につなげるための「eスポーツ視点の上達ロードマップ」の作り方を解説します。

「なぜ負けたのか?」を自分で考え、次の勝利へ繋げる。 そんな「自ら考え、成長する力」を、フォートナイトを通じて親子で考えて、育んでみませんか?

なぜ今、フォートナイトを「eスポーツ」として捉えるべきなのか?

子供がゲームに熱中していると、「ただ遊んでいるだけ」「時間の無駄」に見えてしまうかもしれません。しかし、「ゲーミング(遊び)」と「eスポーツ(競技)」には決定的な違いがあります。

それは、「意図的な練習」があるかどうかです。

例えば、野球を楽しむ子供が、ただ毎日試合だけをしていても上手くならないのと同様、フォートナイトもただ漫然と「バトルロイヤル」を繰り返すだけでは上達しません。「素振り」や「キャッチボール」のような基礎練習が必要なのです。

フォートナイトをeスポーツとして捉え、真剣に取り組むことは、以下のような教育的効果を生み出します。

  • 論理的思考力: 「なぜ負けたのか?」「次はどう動くべきか?」を常に考える力。
  • 自己管理能力: 練習メニューを決め、時間を守って取り組む力。
  • レジリエンス(回復力): 何度負けても、失敗を糧にして立ち上がる精神力。

このプロセスは、将来の勉強や仕事、他のスポーツにも共通する「一生モノのスキル」となります。

夢を現実に変える!親子で作る「逆算ロードマップ」の描き方

漠然と「プロになりたい」「強くなりたい」と思っているだけでは、目標は叶いません。ここで必要なのが、未来から現在へと時間を巻き戻して計画を立てる「逆算思考(バックキャスティング)」です。

親子で話し合いながら、次の3ステップでロードマップを描いてみましょう。

ステップ1:大きなゴール(夢)を決める まずは、子供がワクワクする最終目標を設定します。

  • 例:「1年後のFNCS(公式大会)で予選を突破する!」
  • 例:「半年以内にランクマッチで『アンリアル』に到達する!」

ステップ2:未来から現在へ「逆算」する その夢を叶えるために、中間地点の目標を置きます。

  • 1年後(ゴール): FNCS予選突破
  • 半年前: アリーナポイント〇〇到達、対面勝率アップ
  • 1ヶ月後: 編集スピードを上げる、エイム練習を毎日やる

ステップ3:今やるべき「毎日の練習」に落とし込む ここまで分解すると、今日やるべきことが明確になります。

  • 「エイムが悪いから、今日はクリエイティブマップで30分エイム練習をしよう」

大きな地図(ロードマップ)があるからこそ、日々の地道な練習(ドリル)に意味が生まれ、継続できるようになるのです。

ここが一番大事!上達のカギは「自分だけの課題」を見つけること

練習しているのに伸び悩む子の多くは、その時点での「自分の弱点(課題)」を正しく理解できていません。 負けた時に「運が悪かった」「ラグかった(回線が悪かった)」と言い訳をして終わらせていないでしょうか?

eスポーツとして上達するためには、以下の方法でその時点での小さな「課題を発見する力」を養うことが不可欠です。

1. 「なぜ?」を3回繰り返す深掘り分析

結果には必ず原因があります。「負けた」という事実に対し、「なぜ?」と問いかけましょう。

  • 負けた → なぜ? → 撃ち合いで負けた
  • なぜ? → ショットガンが当たらなかった
  • なぜ? → 敵が動いた時に焦って照準がズレた(課題発見!

何度か同じミスをするのだとすると、それが気づいていない癖なのかもしれません。リプレイ動画での確認でそれができます。

2. リプレイ機能で「間違い探し」

フォートナイトには、自分のプレイを見返せる優秀な「リプレイ機能」があります。何回か同じミスをするのであれば、それが自分の癖の可能性が高いです。

また、プロゲーマーの動画と、自分のリプレイを並べて見てみましょう。「プロはここで壁を作っているのに、自分は作っていない」。

その「ズレ」こそが、乗り越えるべき課題として特定できます。

【実践編】今日から回せる「課題解決サイクル(PDCA)」

課題が見つかったら、あとはそれを解決するサイクルを回すだけです。これはビジネスで使われるPDCAサイクルそのものです。小学生でもできるシンプルな形にしてみましょう。

  • Plan(計画): 見つけた課題(例:ショットガンが当たらない)を直すためのメニューを決める。
  • Do(実行): 課題克服に特化した「クリエイティブマップ(練習場)」で15分間集中して練習する。
  • Check(評価): 実戦(ランクマッチ)に行き、練習したことができるようになったか試す。
  • Act(改善): まだ上手くいかなければ、練習メニューを変えたり、時間を増やしたりして工夫する。

この「仮説検証」の繰り返しこそが、脳を育て、ゲームの実力を飛躍的に向上させます。

保護者はどう関わる?子供を伸ばす「コーチ」としての振る舞い

最後に、一番大切なのが保護者の関わり方です。 親御さんがフォートナイトに詳しくなくても大丈夫です。大切なのは、「答えを教える」のではなく「考えるきっかけをつくる」ことです。

NGな声掛け ❌

  • 「また負けたの?」
  • 「いつまでやってるの!」
  • 「もっとこうしなさい」(詳しくないのに指示する)

OKな声掛け(コーチング) ⭕

  • 「惜しかったね。今の負けの原因、何だと思う?」
  • 「今週の目標は何にする?」
  • 「今日はどんな練習をする予定?」

子供自身に話してもらうことで、思考が整理されます。 また、ロードマップを書くためのホワイトボードを用意したり、ラグ(遅延)の少ないネット環境やPCデバイスを整えてあげたりするなど、「頑張れる環境」を作ってあげることも、最強のサポーターとして果たせる役割かもしれません。


まとめ

フォートナイトは、取り組み方次第で子供の「自律性」を育てる素晴らしいツールになります。 まずは今週末、お子様と一緒に「半年後の目標」について、楽しく会話することから始めてみてはいかがでしょうか?

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