不登校の小学生に合う習い事の選び方は?ゲームが好きな子の選択肢を専門家が解説
「学校には行けていないのに、習い事なんてできるのかな……」 「家ではゲームばかり。この時間を、少しでも前向きなものに変えられないだろうか」
不登校のお子さんを持つ親御さんから、こうしたご相談を数多くいただきます。
結論からお伝えすると、不登校の小学生にも習い事はおすすめできます。ただし選び方には「学校に行っている子」とは違う基準が必要です。ポイントは次の5つです。
- 本人の「好き」を出発点にする(ゲームが好きなら、ゲームを否定しない)
- 自宅から参加できるオンライン型を選ぶ
- マンツーマンか少人数制を選ぶ
- 週1回・短時間から小さく始め、休んでも責められない設計にする
- 体験で「先生との相性」を確認し、本人の「またやりたい」で決める
ゲームが好きなお子さんであれば、プログラミングやゲーム制作だけでなく、「ゲームそのものを習う」(ゲームの家庭教師・eスポーツの習い事)という選択肢もあります。
この記事では、不登校のお子さん1,500人以上をサポートしてきた専門家(ゲムトレ代表・小幡和輝)の監修のもと、不登校の小学生に合う習い事の選び方と、ゲームが好きな子に合う具体的な選択肢を解説します。

目次
不登校の小学生にこそ「習い事」が選択肢になる理由
文部科学省の調査によると、2024年度の不登校の小中学生は35万3,970人と過去最多を更新しました(小学生は13万7,704人)。12年連続の増加で、いまや不登校は「特別なこと」ではありません。
不登校支援の考え方も変わってきています。教育機会確保法の浸透により、「無理に登校させる」のではなく、休養の必要性を認めたうえで、学校以外の学びや人とのつながりを確保する方向が主流になりました。
その「学校以外のつながり」として、習い事には次の役割があります。
- 家庭と学校以外の「第三の居場所」ができる:親でも先生でもない、信頼できる大人や仲間との接点になります。
- 成功体験が自己肯定感を回復させる:「できた」「褒められた」という体験は、学校生活で傷ついた自信を取り戻すきっかけになります。
- 生活リズムの立て直しにつながる:「この曜日のこの時間は先生と約束がある」という予定が、昼夜逆転の改善の足がかりになります。
大切なのは、習い事を「学校復帰のための訓練」にしないことです。本人が楽しめること自体に価値があり、結果として元気や意欲が戻っていくケースが多く見られます。
不登校の子の習い事選び「5つの基準」
基準1:本人の「好き」を出発点にする
不登校のお子さんは、心のエネルギーが下がっている状態です。「将来のためになるから」と親が選んだものより、本人がすでに好きなこと・熱中していることを起点にするほうが、圧倒的に続きやすくなります。ゲームが好きな子なら、ゲームに関わる習い事から入るのが自然です。
基準2:自宅から参加できるオンライン型を選ぶ
「教室に通う」こと自体がハードルになる時期があります。オンライン型なら、住み慣れた自宅からリラックスして参加でき、送迎も不要です。外出が難しい状態のお子さんでも、画面越しなら人と話せるというケースは非常に多くあります。
基準3:マンツーマンか少人数制を選ぶ
集団の中で「周りと比べられる」環境は、自信を失っている時期には負担になりがちです。マンツーマンや少人数制なら、お子さんのペースと性格に合わせて進められます。カメラオフや音声のみで始められるなど、柔軟に対応してくれるサービスだとさらに安心です。
基準4:小さく始めて、休んでも負担のない設計にする
最初から週2回・長時間を目指す必要はありません。週1回・1時間程度から始めて、調子が出ない日は休める。そんな「余白のある設計」のほうが結果的に長続きします。振替や休会の仕組みがあるかも確認しておきましょう。
基準5:体験で「先生との相性」を確認する
不登校の子の習い事は、内容よりも「その先生に会いたいと思えるか」で決まると言っても過言ではありません。必ず体験レッスンを受け、終わったあとのお子さんの表情と、「またやりたい?」への反応で判断してください。
ゲームが好きな子に合う習い事5種類【比較表】
| 習い事 | 内容 | 向いている子 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| ゲームの習い事(ゲームの家庭教師) | 好きなゲームそのものをプロのトレーナーと一緒にプレイしながら、上達とコミュニケーションを学ぶ | 今まさにゲームに熱中している子。人と話す練習をしたい子 | 本人の「好き」をそのまま活かせるため导入ハードルが最も低い |
| プログラミング教室 | Scratchやマイクラを使いプログラミングを学ぶ | 「作る側」への興味がある子。一人で集中するのが好きな子 | 教室数が多い。論理的思考が身につく |
| ゲーム制作・Roblox系 | ゲームやワールドを自分で制作する | 創作好き。マイクラの建築が好きな子 | 作品が形に残り達成感を得やすい |
| eスポーツスクール | チーム戦のタイトルで競技志向のトレーニング | 上達志向が強い子。仲間と関わりたい子 | 大会などの目標設定がしやすい |
| オンラインフリースクール | 学習支援+居場所づくり。ゲームや探究活動を取り入れる所も | 学びの場全体を整えたい家庭 | 在籍校との連携や出席扱いの制度に対応する所もある |
どれか1つに絞る必要はありません。たとえば「ゲームの習い事で外とのつながりと生活リズムを作りながら、フリースクールで学習を補う」といった組み合わせも有効です。
「ゲームを習う」という選択肢が不登校の子と相性が良い理由
「ゲームを習う」と聞くと意外に感じるかもしれませんが、不登校のお子さんにとって相性の良い理由が4つあります。
- 「好き」を否定されない体験から始まる:不登校のお子さんの多くは、「ゲームばかりして」と否定される経験を重ねています。自分の好きな世界を認めてくれる大人との出会いは、それ自体が回復の入口になります。
- すでに得意なことだから、成功体験までが速い:ゼロから始める習い事と違い、好きなゲームなら「先生に褒められる」体験がすぐに生まれます。
- 会話が自然に生まれる:対面で「学校どうしてるの?」と聞かれる場とは違い、ゲーム中は攻略や作戦の話題が中心。プレッシャーなく会話の練習ができます。
- 生活リズムの改善につなげやすい:「朝、先生とゲームの約束がある」ことが起きる理由になります。朝の時間帯のトレーニングを生活リズム作りに活用する方法もあります。
- 親でも先生でもない「第三者」だから話せることがある:家族には言いにくい本音も、利害関係のない「お兄さん・お姉さん」的な存在には打ち明けやすくなります。学習の遅れを心配する前に、まずは安心して話せる相手ができることが、次の一歩につながります。
実際に、小学5年生から「ゲームの家庭教師」を利用して不登校期間を過ごし、現在は大学受験に取り組む高校生はこう振り返っています。
「今、大学受験に向けて勉強しているんですけど、集中している時の感覚がフォートナイトに打ち込んでいた時と同じなんです。当時はゲームのために睡眠を整えて、ご飯もちゃんと食べて、全部ゲームのために調整していた。今はそれが勉強に変わっただけなんです」(ゲムトレ元受講生・現高校生インタビューより)
「ゲームへの熱中」は、目的に向かって自分を整える力の土台になり得る。これは私たちが多くの受講生から学んだことです。
日本初のゲームのオンライン家庭教師「ゲムトレ」とは
手前味噌にはなりますが、「ゲームの習い事」の選択肢として、日本初のゲームのオンラインスクール『ゲムトレ』をご紹介させてください。
- 不登校の専門家が監修:代表の小幡和輝は自身の不登校経験をもとに、講演活動やオンラインフリースクールの運営を通じてこれまでに1,500人以上の不登校のお子さんをサポートしてきました。ゲムトレ自体、「不登校の子どもたちの居場所を作りたい」という想いから生まれたサービスです。
- 「教えるプロ」だけを採用(採用率10%以下):ゲームの実力だけでなく、子どもへの接し方・褒め方を重視した採用と研修を行っています。
- 挨拶・マナー・暴言を吐かないことを大切にする指導方針:ゲームが上手くなることと同じくらい、「楽しくコミュニケーションが取れること」を重視しています。
- フォートナイト・マインクラフト・Apex Legendsなど人気タイトルに対応:Nintendo Switchがあれば受講できるコースもあり、特別な機材は必要ありません。
- マンツーマンの体験会から始められる:いきなりグループに入るのが不安な子も、まずは1対1で。
受講家庭からはこんな声をいただいています。
「学校に行き渋ることが多く、家で塞ぎ込んでいましたが、ゲムトレの先生と話すのが楽しみになり、笑顔が増えました。『先生に教わった技だよ!』と、ゲームをきっかけにした会話が少しずつ増えている気がします」(小4男子の母)
「『自分を待ってくれる人がいる』ことが息子にとってとても大きかったです。親でも先生でもない、家庭外の誰かと出会うことでできた体験は、かけがえのないものでした」(5年間受講された方の母)
習い事の始め方3ステップ
- 候補を2〜3個選び、体験を申し込む:この記事の5つの基準でスクリーニングし、無料や低価格の体験があるものから試します。
- 体験後の本人の反応で決める:「またやりたい?」に対する表情がすべてです。親の期待より、本人の「楽しかった」を優先してください。
- 「最初の3か月は試す期間」と考える:合わなければ気軽に変えてOK。「続けること」を目標にせず、「合う場所を探すこと」を目標にすると、親子ともに楽になります。
よくある質問
Q. 不登校なのに習い事をさせてもいいのでしょうか?
A. 問題ありません。文部科学省も学校外の多様な学びの場の重要性を認めており、「学校に行っていないから他の活動もダメ」と考える必要はありません。むしろ家庭以外の居場所や人とのつながりは、心の回復の大きな支えになります。
Q. ゲームの習い事をさせたら、ゲーム依存がひどくなりませんか?
A. 多くのご家庭が同じ心配をされますが、実際には逆のケースが多く見られます。プロのトレーナーと「時間を決めて、目的を持って」プレイする経験を通じて、だらだらとした遊び方にメリハリが生まれ、挨拶やマナー、暴言を吐かないことを学ぶことで、生活全体が安定していく傾向があります。
Q. ゲームの習い事は何歳から始められますか?
A. サービスによりますが、小学生から受け入れているオンラインの習い事が多くあります。ゲムトレでは未就学のお子さんから中高生まで幅広く受講いただいています。
Q. 親がゲームに詳しくなくても大丈夫ですか?
A. まったく問題ありません。むしろ「親にはわからない世界を認めてもらえた」という体験がお子さんの自信につながります。レッスンの様子や変化はトレーナーからご家庭に共有されるので、ご安心ください。
Q. 習い事は学校の出席扱いになりますか?
A. 習い事単体では出席扱いにはなりません。出席扱いを目指す場合は、在籍校と連携できるオンラインフリースクールや教育支援センターの利用を検討してください。習い事は「出席のため」ではなく、生活リズムと自信の回復という土台作りとして位置づけるのがおすすめです。
まとめ:まずは体験で「楽しそうな姿」を見てみよう
不登校の小学生の習い事選びは、「本人の好きを起点に、オンラインで、少人数で、小さく始めて、先生との相性で決める」。この5つの基準に沿えば、大きく外すことはありません。
そしてゲームが好きなお子さんなら、その「好き」はそのまま、人とつながり直すための一番の入口になります。
「ゲームばかりして……」と心配していた時間が、「ゲームを通じて成長する」時間に変わる。その最初の一歩として、ゲムトレの体験会でお子さんの楽しそうな姿を見てみませんか?
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