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【不登校の中学生】ゲームは敵じゃない。「出席扱い制度」と「ゲームトレーニング」で学びを再設計する方法

「昼夜逆転して、部屋でゲームばかりしている」

「『勉強はどうするの?』と聞くだけで、会話が途切れてしまう」

「高校進学や内申点のことを考えると、夜も眠れない……」

不登校の中学生を持つ親御さんにとって、お子さんがデジタル機器の画面に向かい続けている姿は、焦りと不安の種に見えるかもしれません。

「無理にでもゲームを取り上げるべきか?」

「電源を切ってでも学校に行かせるべきか?」

そう悩んでしまうお気持ち、痛いほどよく分かります。しかし、どうか焦ってお子さんの好きなもの(ゲーム)を否定しないでください。

実は今、その「ゲーム」や「ICT(パソコン・ネット)」こそが、お子さんの閉ざされた心を開き、学びを再設計するための重要な「鍵」になっているのです。

現代において、不登校は決して「逃げ」や「終わり」ではありません。

文部科学省も「ICT等を活用した自宅学習」を出席扱いにする制度を推進しており、学校に行けなくても、進路をひらくことは可能です。

この記事では、ゲームを「敵」として排除するのではなく、むしろ「味方」につけて現状を変えていく方法をご提案しています。

ご提案するのは、以下の図にある「学びを再設計する3つのステップ」です。

  • STEP1:安心(対立をやめて居場所を作る)
  • STEP2:基準(小さな「できた」を評価する)
  • STEP3:習慣(ログを残して出席扱いを目指す)

ゲームで学びを再設計する3ステップ

家族だけでは難しいこの3ステップを、国の制度や「ゲームトレーニング(ゲムトレ)」などの第三者の力で、どのように実現していくのか、を考えます。

不安の種を、お子さんの未来を支える「学びの土台」に変えるための具体的な方法を、一緒に見ていきましょう。

不登校の中学生にとって、なぜ「ゲーム」が重要なのか?

「うちの子は、ただ遊んでいるだけではないか?」

そう不安になる前に、まずは客観的なデータと国の動きを知ってください。

文部科学省の調査によると、小・中学校における不登校児童生徒数は約35万人(令和6年度)を超え、過去最多を記録しています。これは決して「あなたの家庭だけの特殊な問題」ではありません。

この状況を受け、国も「学校に戻すこと」だけをゴールにするのではなく、「社会的な自立」を支援する方向へ大きく舵を切っています。その象徴が、「ICT等を活用した学習活動の出席扱い制度です。

学校に行けなくても「出席」になる制度があります

文部科学省は、以下の要件を満たす場合、自宅でのICT(パソコンやタブレット)を使った学習を「出席」として認めるよう、各学校に通達を出しています。

  1. 保護者と学校との間に十分な連携があること。
  2. ICT等や郵送を用いた学習活動であること。
  3. 訪問等による対面指導が適切に行われること。
  4. 学習の記録(ログ)が残され、評価できること。

つまり、「家でパソコンに向かう時間」は、やり方次第で公式に認められた「学習」になり得るのです。

出席扱いになることで、内申点の『出席日数』が確保され、進路選択の幅(全日制を含む)が維持される可能性が高まると言えます。(※ただし、各自治体や学校長の判断によるため必ず自治体や学校との相談と確認が必要になります。) もちろん、通信制高校などは進路としては選択可能ですが、もし、出席扱いを受けることができれば、少しだけ選択肢の幅を広げることはできると言えます。

ホームスクール&ホームエデュケーション家族会. わたしたちのホームスクール ~子どもがいちばん安心できる場所で自分らしく学ぶ~」では以下のように現状を紹介している箇所があります。

「出席日数についてですが、例えば東京都では、都立高校の調査書に「欠席日数」の記載をしない制度が導入されています。大阪府でも、出席日数だけで一方的に判断しないよう配慮されるようになってきています。つまり、欠席日数が多いことを理由に受験のチャンスが閉ざされることは少なくなっていると言えます。
 内申書についても、学校側は単に出席や成績だけを見るのではなく、本人の努力や学びへの意欲を重視する方向に変わりつつあるようです。一部の高校によっては、出席日数や成績に縛られない「自己推薦型」「レポート提出型」「面接重視型」の入試を導入している学校もあるようです。」

こうした様々な事例があるため、先ほど示したような3ステップ「安心」「基準」「習慣」をベースに幅広く学習活動を進めていくことは様々な選択肢に対応することになっていくことでしょう。

親だけでは越えられない「対立」の壁

さて、「制度があるなら、明日からパソコンで勉強させよう!」

そう思っても、実際にはうまくいかないことがほとんどです。なぜなら、親子間ではどうしても「感情」が邪魔をするからです。

親が「出席になるからログをつけなさい」「ゲームじゃなくて勉強しなさい」と言えば言うほど、お子さんは「また管理される」と感じ、心を閉ざしてしまいます(これが、画像の「自己肯定感」「他者信頼」が弱っている状態です)。

そこで必要になるのが、「斜めの関係」を持つ第三者の存在です。

親でも先生でもない、けれど共通言語(ゲーム)で対等に話せる「ゲームトレーナー」のような存在が間に入ることで、はじめてこの「制度」と「家庭」がつながり始めます。ゲームという失敗できる土壌で自己肯定感や他者信頼を育てていくことで、土から上の部分での「学習」に取り組めるようになります。

自己肯定と他者信頼

ゲームトレーナーと歩む「学び再設計」の3ステップ

では、具体的にどうやってゲームを「学び」や「出席」に変えていくのでしょうか?

ここで、冒頭で紹介した「3つのステップ」が重要になります。安心・基準・習慣ですね。

第三者(ゲームトレーナー)が介在することで、このサイクルがどのように機能し始めるのか見ていきましょう。

STEP1【安心】「ゲーム=悪」ではない。肯定される体験

不登校のお子さんにとって、自室は唯一の「居場所」ですが、同時に「親に申し訳ない」「自分はダメだ」という罪悪感に苛まれる場所でもあります。

ここを、ゲームトレーナーという「味方」がサポートします。

トレーナーはゲームを否定しません。「そのプレイ、すごいね!」「今の判断、賢いね!」と、お子さんの得意な領域を全力で肯定します。

  • 親御さんの視点: ゲームをやめさせたい「自分を否定する人」
  • トレーナーの視点: 自分の凄さを分かってくれる「理解者」

この違いが効果的に土台の部分を支えてくれます。自分の好きなことを認められることで、お子さんの心に「心理的安全性(安心)」が生まれ、部屋が「逃げ込む殻」から「エネルギーを回復する場所」へと変わります。心理的安全は肯定から始まりますが、最終的にはお互いに非難や拒絶を恐れずに率直に意見が言い合えることが目的です。ゲームプレイは目的を共有することから、こうしたチームでのコミュニケーションに必要となる要素を自然と身につけていくことができるのです。

STEP2【基準】プレイだけじゃない。「コミュニケーション」を評価軸に

安心が確保できたら、次は小さな「基準(ものさし)」を作ります。

ここで重要なのは、いきなり教科書の勉強をさせないことです。

ゲームトレーニングでは、「コミュニケーション」を評価の基準にします。

  • 時間を守ってオンライン通話を繋ぐ。
  • 「こんにちは」と挨拶をする。
  • チームプレイのためにボイスチャットで報告し合う。

「なんだ、そんなことか」と思われるかもしれません。しかし、不登校の中学生にとって、家族以外の人と連携を取ることは非常に高度な社会活動です。

「ゲームが上手くなった」ではなく「相手に自分の意思を伝えられた」という成功体験を積むこと。これが、学校復帰や社会参加へのリハビリテーションになります。もちろん、ここで急ぎすぎても良くない場合はあります。トレーナーが何年も話しかけ続けることで、突然、聞いてくれ受講してくれていたお子様が「ここに補給物資あるよ!」と発してくれたということもありました。いきなり報告し合うことを強制もしていません。まずはコップに水が溜まるように、無言でもゲームの中でのコミュニケーションを積み上げていくことが大切だと考えています。

STEP3【習慣】「次の約束」が生活リズムを作る

最後のステップは「習慣化」です。ここで、出席扱いの要件である「学習の記録(ログ)」が登場します。

一人で黙々と日記を書くのは苦痛ですが、トレーナーとの「次の約束」があれば別です。

「来週はあのステージを攻略しよう」「次はこれを作ってみよう」という約束が、朝起きる理由(生活リズム)を作ります。

また、トレーニング後の振り返りやチャットの履歴は、そのまま「活動の記録」になります。

「今日はマイクラで回路の仕組みを学んだ」「チームワークについて話し合った」といったログになっていきます。

ゲームを中心として、学習に向かう習慣が小さなステップで自然と達成されていくのです。ただ、この移行は見えにくく、ゲーム→学習と一足飛びに起きるものではありません。ただ、ゲムトレを受講された保護者の方は多くが、この効果を実感されています。

習慣化の範囲を少しずつ広げていくことや、フリースクールや通信制中学の併用など様々な選択肢を積み上げていくことがこの先で可能になっていくでしょう。まずは土台を少しずつ整えるところから、お子様の選択肢を広げていくことにチャレンジしてみるのはいかがでしょうか。


【実例】「ゲーム」が社会や学習への架け橋になった瞬間

理屈では分かっても、「本当にゲームでそんなに変わるの?」と不安に思う方もいるかもしれません。

ここでは、実際にゲームトレーニングを通じて、殻を破り、新しい世界へ踏み出した子供たちのリアルな声を紹介します。

Case 1:【社会性】「人と話すのが怖い」から「敬語で自然な会話」へ

「人と話すのが苦手だった子が、敬語が話せるようになりました」(男子のお母様より)

初対面の人に慣れるまで、すごく時間がかかる。話しかけられると頭が真っ白になるって言ってた時期も。でもあるとき、本人の希望でオンラインゲームの習い事を始めた。

そしたら──その講師の人には自然と話しかけたり、質問に答えたりするようになってて、気づけば敬語までスムーズに使ってた。無理に外に出さなくても興味のあることから、“人と関わる”はじまりって作れるんだなって実感した。

小幡和輝

小幡のここに注目:対面だと緊張して固まってしまう中学生でも、「画面越し(アバター)」かつ「共通の話題(ゲーム)」があることで、心理的なハードルが劇的に下がります。トレーナーとの敬語でのやり取りは、コミュニケーション能力のトレーニングにつながっている例だと思います。少し年上のお兄さんお姉さんとのコミュニケーションの方が気が楽ということも良く耳にするケースだと思います。

Case 2:【学習】「遊び」の中にあった「数学」の再発見

「ゲームが学びに繋がる驚き!」(女の子の保護者様)

マインクラフトで、関数や座標といった数学的な要素に自然と触れることができて、ゲームを楽しく遊びながら理解を深めているようで何よりです。マインクラフトをやるという目標ができたことで、各教科の学習も時間を決めて進められるようになりました。子供の好きなゲームがこんなにも学びに繋がるのかと驚きました。

小幡和輝

小幡のここに注目:中学生の数学でつまずきやすい「関数」や「座標(X,Y,Z)」。これらはマインクラフトの世界では「建築するために必須の知識」です。「勉強させられている」のではなく、「やりたいことを実現するために必要だから学ぶ」。この自発的な姿勢こそが、深い学びにつながります。しかもゲームはスモールステップで作られているので、学びのための行動とは感じにくいところが良いと思います。ぜひ、この力を活かしてもらいたいです。

Case 3:【将来】「コマンド操作」が「英語・PCスキル」の入り口に

「マイクラをきっかけに興味が拡大!」(男の子の保護者様)

マインクラフトと出会って、歴史好きを活かして遺跡を再現するなど、自分の興味を再現したり、考えを深めたりと活動がどんどん広がっています。コマンドを操作したい!という思いがきっかけとなり、パソコンそのものへの興味や英語など幅広い興味への入り口になりました。

小幡和輝

小幡のここに注目:ゲームは決して「狭い世界への逃避」ではありません。むしろ「広い世界への入り口」です。「コマンドを打ちたいから英語を覚える」「動画を編集したいからPCスキルを磨く」。ここからプログラミングやITスキルを身につけ、具体的な進路を見つける中学生も少なくありません。ロブロックスを通じて海外の友達との会話を身につけてしまったお子様のお話もお聞きしたことがあります。関心が見つかると思いもよらない得意を身につけることにつながることも多いと思います。こちらの記事では、ゲームを通して身につけられる様々なスキルについて、ぼくの体験も含めて書いています。ぜひ、合わせて読んでみてください。


まとめ:不安の種を「未来へのチケット」に変える

不登校は、決して「終わり」ではありません。

無理にゲームを取り上げて親子関係を悪化させるよりも、

「国の制度(出席扱い)」と「子供の好きなこと(ゲーム)」、そして「第三者のサポート(トレーナー)」をうまく組み合わせてみてください。

「ゲームで学びを再設計する3ステップ」は、お子さんが自信を取り戻し、自分らしいペースで未来へ歩き出すための確かな道筋になります。

ゲームで学びを再設計する3ステップ

これまで数百回の講演活動やオンラインフリースクール『クラスジャパン小中学園』の代表として、これまでに1500人以上の不登校生徒をサポートをしてきた小幡和輝がつくる『ゲムトレ』では、実際にゲームを通じて自信を取り戻し、復学や進学を果たした事例も多く見てきています。トレーナーへの感謝と新しく高校や中学に進学するご報告と共にゲムトレを卒業される方がたくんさいます。

まずは、ご相談からでも可能です。ぜひお問い合わせください。体験会無料ご相談・LINEでのご質問のお申込みこちらから!

個人レッスン向けのゲムトレpersonalもご好評をいただいています。

ゲームを通じてさらに自信を積み上げて学びを深めていく方法についてもご紹介しています!

ゲムトレに5年間通われた方の保護者の方の声をご紹介させていただきます。まさにゲムトレが目指していることを書いていただいていると思います。

不登校の増加の背景と、ゲームを用いて小さいな対話を取り戻す方法について解説した記事になります!まずは、共通の会話の基盤を作るところから始めてみることも良いかもしれませんね。桃鉄など世代を超えて楽しめるゲームも、今は教育版が出ているので学校現場やフリースクールでの導入が進んでいます。

最新の不登校の統計データについて解説しています!増加率が近年では初めて抑制に転じた年でした。その背景として、様々な支援制度の拡充があります。今後の課題についても考察しました。

ゲムトレ事務局

プロのゲームトレーナーからゲームを学ぼう!ゲームのオンライン家庭教師『ゲムトレ』では、ゲームを通じて脳を鍛えたり、コミュニケーション能力を高める教育プログラムを提供しています。体験会は随時受付中です! 詳細はこちら→日本初、ゲームのオンライン家庭教師『ゲムトレ』

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