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不登校で友達がいない…孤独になる理由と親ができる対応・対処法

学校へ行かなくなり、これまで当たり前のように会っていた友人とも疎遠になって、強い孤独や焦りを感じているかもしれません。
この記事では、不登校で友達がいないと感じる理由や、その状況への具体的な対応策を解説します。
現状を肯定し、学校以外の世界に目を向けることで、自分らしい人との関わり方を見つけるためのヒントが得られるはずです。

目次

不登校で「友達がいない」と孤独を感じてしまう2つの心理的背景

不登校になると、なぜ「友達がいない」と強く感じ、孤独に陥ってしまうのでしょうか。
その理由は、個人の性格の問題だけではなく、環境の変化がもたらす心理的な影響が大きく関係しています。

学校というコミュニティから離れたことで生じる物理的・精神的な距離が、友人関係の希薄化や孤立感につながるのは、ある意味で自然なことです。
ここでは、その主な心理的背景を2つ解説します。

学校との物理的な距離が心の距離につながってしまう

学校に行かなくなることで、友人と顔を合わせる機会が物理的に失われます。
毎日教室で交わしていた挨拶や他愛ない雑談、一緒に授業を受けたり遊んだりする時間がなくなることで、共通の話題が減り、徐々に話が合わなくなっていきます。

このように、物理的な接点がなくなることが、心理的な距離感を生み、友人関係が自然と途絶えてしまう大きな要因となります。
相手に悪意がなくても、環境が関係性を変えてしまうのです。

SNSで見る同級生の楽しそうな姿が疎外感を強めてしまう

家にいる時間が増えると、スマートフォンでSNSを見る機会も多くなりがちです。
そこには、文化祭や部活動など、学校生活を楽しむ同級生の姿が投稿されているかもしれません。
そうした投稿を見るたびに、自分だけがその輪から外れているように感じ、社会から取り残されたような疎外感を抱いてしまいます。

楽しそうな友人の姿と自分の現状を比較してしまい、自己肯定感が低下したり、孤独感が一層深まったりすることがあります。

無理して友達を作らなくても大丈夫!一人時間を充実させる3つの考え方

不登校が原因で友人と疎遠になり孤独を感じると、「早く新しい友達を作らなければ」と焦ってしまうかもしれません。
しかし、心身が疲弊している状態で無理に人間関係を築こうとするのは、かえって負担になります。
むしろ、この一人の時間を自分にとって有意義なものと捉え直すことが、回復への第一歩となります。

ここでは、一人時間をポジティブに捉え、充実させるための3つの考え方を紹介します。

まずは自分の心と体を休める貴重な時間と捉える

学校に行けなくなるほどの状況は、心と体に大きなストレスがかかっていた証拠です。
人間関係の悩みや勉強のプレッシャーから解放された今は、何よりもまず休息が必要です。
「何もしない」ことに罪悪感を覚える必要はありません。

好きなだけ眠る、のんびりと過ごすなど、自分を労わることを最優先に考えましょう。
この休息期間は、エネルギーを再充電するための貴重な時間だと捉えることが大切です。

本当に好きなことや熱中できる趣味を見つけるチャンスにする

学校生活の忙しさから解放された一人の時間は、これまで時間がなくてできなかったことや、周りの目を気にして挑戦できなかったことに取り組む絶好の機会です。
読書、映画鑑賞、ゲーム、イラスト制作、プログラミングなど、少しでも興味があることに没頭してみましょう。
好きなことに熱中する経験は、自己肯定感を高めるだけでなく、将来の目標や新たな人との繋がりのきっかけになる可能性も秘めています。

ゲムトレ代表の小幡和輝も、約10年の不登校を経験しています。当時は合計3万時間以上をゲームに使っていましたが、そのゲームが友達とのコミュニケーションツールになりました。
学校で会う友達はいなくなっても、同じゲームをする相手とは話すことがあり、大会に出るようになってからは、そこで知り合った人とのつながりが広がっていったといいます。
人との関わりが戻ってくる入口は、学校の教室だけではありません。

自分自身と向き合い、将来についてじっくり考える機会にする

日々の喧騒から離れることで、落ち着いて自分自身と向き合う時間が生まれます。
自分が本当にやりたいことは何か、どのような人間になりたいか、どんな生き方をしたいかなど、これまで深く考える余裕がなかったテーマについて、じっくり思索を巡らせてみましょう。
この自己分析の時間は、自分自身の価値観や特性を深く理解し、今後の人生の方向性を定めるための重要な土台となります。

学校以外にもある!自分に合った人との繋がりが見つかる5つの場所

心身が回復し、少しずつ「誰かと関わりたい」という気持ちが芽生えてきたら、学校という枠にこだわる必要はありません。
世の中には、多様な価値観を持つ人々が集まる場所がたくさんあります。
無理に元の友人関係に戻ろうとしたり、学校生活を再現しようとしたりするのではなく、今の自分に合った居場所を見つけることが大切です。

ここでは、学校以外で人との繋がりを見つけられる場所をいくつか紹介します。

同じ興味を持つ仲間と出会えるフリースクールやサポート校

フリースクールとは、不登校の児童生徒などが学校の代わりに過ごせる民間の教育機関です。
同じような経験を持つ仲間と出会いやすく、学習支援だけでなく、個々の興味関心に応じた多様な活動が行われています。
また、高校生の場合は、通信制高校に在籍しながら通学して学習や進路のサポートを受けられるサポート校も選択肢の一つです。

学校とは異なる環境で、自分のペースで人間関係を築くことができます。

自宅から気軽に参加できるオンライン上のコミュニティ

対面でのコミュニケーションに抵抗がある場合は、オンライン上のコミュニティから始めてみるのも良い方法です。
共通の趣味を持つ人々が集まるSNSグループや、オンラインゲーム、不登校経験者が交流する掲示板など、自宅にいながら気軽に参加できる場所は数多く存在します。
顔や本名を明かさずに交流できるため、心理的なハードルが低く、安心して自分の好きなことについて語り合える相手を見つけやすいでしょう。

精神科医・尾林誉史氏のコメント
仲間と協力したり役割を分担したりする遊びからは、社会性や感情のコントロールを学ぶことができるでしょう。「一緒に作る・分かち合う」タイプの遊びは、勝敗に左右されにくく、一体感や安心感が醸成される効用もあります。
もちろん、利用時間や睡眠への影響には配慮が必要です。しかし、頭ごなしに制限したり注意するのではなく、子どもが何にワクワクしているのかを、一緒に理解しようとする姿勢も大切です。
ゲームはもはや孤独に完結する娯楽ではなく、子どもにとってクリエイティブなコミュニケーションの場へと変わりつつあるのです。

精神科医・産業医・公認心理師の尾林誉史氏(VISION PARTNERメンタルクリニック四谷 院長)が、ゲムトレの小学生の人気ゲームタイトル調査に寄せたコメントです。

趣味や好きなことを通じて繋がれる地域のサークルや習い事

地域の公民館やカルチャーセンター、スポーツクラブなどで開催されているサークル活動や習い事に参加するのも一つの方法です。
絵画教室、プログラミング、ダンス、武道など、自分の興味がある分野であれば、自然と会話が生まれやすくなります。
学校とは異なり、年齢や背景もさまざまな人が集まるため、新しい価値観に触れる良い機会にもなります。

共通の目的を持って活動することで、一体感や仲間意識も育ちやすいです。

自分のペースで学べる通信制高校のイベントに参加する

通信制高校は、自宅での学習が基本ですが、スクーリング(対面授業)や学校行事、部活動なども実施しており、生徒同士が交流する機会を提供しています。
特に高校生にとっては、全日制高校とは異なる多様なバックグラウンドを持つ生徒と出会える貴重な場です。
まずは体験入学やオープンキャンパスに参加し、学校の雰囲気を確かめてみることから始めると、自分に合った環境かどうかを判断しやすくなります。
不登校からの進路については「後悔しない通信制高校の選び方と安心サポート」で詳しく紹介しています。

専門家に相談できる公的な支援機関や窓口

すぐに誰かと交流するのは難しくても、悩みを話せる相手が欲しいと感じる場合は、公的な支援機関を頼ることも有効です。
全国の自治体に設置されている「教育支援センター(適応指導教室)」や「児童相談所」、若者の自立を支援する「地域若者サポートステーション」などでは、専門のカウンセラーや相談員が話を聞いてくれます。
まずは信頼できる大人に相談することから始め、心の安定を取り戻すことが、次のステップに繋がります。

【保護者の方へ】お子さんの孤独感に寄り添うための適切な関わり方

お子さんが友達と会わずに一人で過ごしている姿を見ると、保護者として「このままで大丈夫だろうか」と不安になるのは当然のことです。
しかし、その不安からくる言動が、かえってお子さんを追い詰めてしまう可能性もあります。
このような時期に最も大切なのは、お子さんの気持ちに寄り添い、家庭が安心できる場所であると感じてもらうための対応です。

ここでは、保護者の方ができる適切な関わり方について解説します。
不登校は親のせいではないことについては「お子さんのSOSに悩む保護者の方へ」で詳しく紹介しています。

子どもの気持ちを否定せず、一番の味方であることを伝える

お子さんが抱える孤独感や不安に対し、「気にしすぎだよ」「学校に行けばいいのに」といった言葉で気持ちを否定しないようにしましょう。
まずは「一人でいると寂しくなるよね」「つらい気持ちなんだね」と、お子さんの感情をそのまま受け止め、共感する姿勢が重要です。
「何があってもあなたの味方だよ」というメッセージを伝え続けることで、お子さんは安心感を得て、自己肯定感を回復していくことができます。

無理に友達作りを促さず、子どものペースを尊重する姿勢を示す

心配するあまり、「友達と遊ばないの?」「誰か連絡してみたら?」などと、友人関係を無理に促すのは避けましょう。
お子さん自身が、今は人と関わるエネルギーがない、あるいはその必要性を感じていないのかもしれません。
本人が「誰かと会いたい」「話したい」と感じるタイミングを待つことが大切です。

親が焦らずに見守る姿勢を示すことで、お子さんはプレッシャーを感じずに自分のペースで回復に向かうことができます。
お子さん自身が「友達と遊びたくない」と話す場合の受け止め方は「「友達と遊びたくない」は心が疲れているサイン」で紹介しています。

家庭を何でも話せる安心できる居場所に整える

学校という居場所を失い、社会との繋がりが希薄になっているお子さんにとって、家庭が唯一の安心できる場所、つまり「安全基地」であることが極めて重要です。
日々の挨拶や食事中の会話を大切にし、お子さんが話したいときにはいつでも耳を傾ける姿勢を見せましょう。
趣味の話や好きなものの話など、他愛ない会話を一緒に楽しむ時間を作ることで、家庭内のコミュニケーションが活性化し、お子さんの心の安定に繋がります。
不登校の子へのイライラ対処法については「不登校の子にイライラしてしまう原因と親の心を楽にする対処法」で詳しく紹介しています。

もし「誰かと関わりたい」と思ったら。焦らず試せる3つのステップ

十分に休息をとり、エネルギーが回復してくると、「少し誰かと話してみたい」「外の世界と繋がりたい」という気持ちが自然と湧いてくることがあります。
しかし、ブランクがあるため、どう行動すればよいか分からなかったり、対人関係に不安を感じたりするかもしれません。
そんなときは、焦らずに小さなステップから始めることが大切です。

ここでは、無理なく人との関わりに慣れていくための3つのステップを紹介します。

ステップ1:まずは家族との会話からコミュニケーションに慣れる

最も身近で安心できる存在である家族とのコミュニケーションは、人と関わるための最初のリハビリになります。
これまで自室にこもりがちだったなら、まずはリビングで一緒に過ごす時間を少し増やしてみましょう。

食事を共にしながら今日の出来事を話したり、同じテレビ番組を見て感想を言い合ったりするだけでも十分です。
家族との自然な会話を通して、話すことへの抵抗感を少しずつ和らげていきます。

ステップ2:カウンセラーなど信頼できる大人と話す機会を持つ

家族以外で、安心して話せる相手を見つけるのが次のステップです。
スクールカウンセラーやフリースクールのスタッフ、地域の相談機関の相談員など、守秘義務があり、自分の話を客観的に聞いてくれる専門家と話す機会を持ちましょう。
対人関係の悩みや将来への不安などを打ち明けることで、気持ちが整理されるだけでなく、コミュニケーションに対する自信を取り戻すきっかけにもなります。

ステップ3:少人数が参加するイベントに短時間だけ顔を出してみる

少し自信がついてきたら、興味のある分野の小規模なイベントや集まりに短時間だけ参加してみることに挑戦します。
図書館が主催する読書会、フリースクールの見学・体験会、趣味のオフ会など、自分が安心できそうな環境を選びましょう。
「行ってみて、合わないと感じたらすぐに帰っても良い」というくらいの軽い気持ちで臨むのがポイントです。

この小さな成功体験が、次の大きな一歩へと繋がっていきます。

不登校と友達関係に関するよくある質問

不登校と友人関係については、本人も保護者も多くの疑問や不安を抱えるものです。
学校に行かないことで将来にどのような影響があるのか、昔の友達とどう関わればよいのかなど、答えが見つからずに悩んでしまうことも少なくありません。
ここでは、不登校中の友達関係に関してよく寄せられる質問とその回答をまとめました。

不登校で友達がいないままだと、将来の社会性に影響はありますか?

必ずしも悪影響があるとは限りません。
社会性は学校生活だけで育まれるものではなく、アルバイトや趣味の活動、ボランティアなど、多様なコミュニティでの経験を通して身につけることができます。
不登校の期間に自分と向き合った経験が、他者への深い共感力に繋がることもあります。

焦らず、自分のペースで社会との接点を見つけていくことが大切です。

不登校になってから、以前の友達とどう接すればいいか分かりません。

無理に以前と同じように接する必要はありません。
もし連絡を取りたい気持ちがあるなら、SNSで「いいね」を送るなど簡単なアクションから始めてみましょう。
もし相手から連絡が来た場合も、気が進まなければ無理に応じる必要はなく、自分の気持ちを優先して構いません。

学校への復帰を考えているなら、最も信頼できる元友人に一人だけ現状を相談してみるのも一つの方法です。

友達が欲しい気持ちはありますが、人と話すのが怖いです。どうすればいいですか?

焦って友人を作ろうとせず、まずはその怖いという気持ちを誰かに話すことから始めましょう。
スクールカウンセラーや地域の相談窓口など、守秘義務のある専門家への相談が有効です。
専門家は、対人不安の原因を一緒に考え、スモールステップで人との関わりに慣れていくための具体的な方法を提案してくれます。

一人で抱え込まず、信頼できる大人を頼ることが大切です。

まとめ

不登校で友達がいないと感じる孤独感は、環境の変化による自然な心理です。
無理に友人関係を築こうと焦る必要はなく、まずは心身を休ませ、自分と向き合う時間を大切にすることが重要です。
エネルギーが回復し、誰かと関わりたいと感じたときには、学校以外にもフリースクールやオンラインコミュニティなど多様な居場所が存在します。

保護者の方は、お子さんの気持ちに寄り添い、家庭を安心できる場所に整えることがサポートになります。
自分のペースを尊重し、小さなステップから社会との繋がりを再構築していくことが可能です。

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ゲームのオンラインスクール『ゲムトレ』公式編集部です。不登校の専門家として活動する代表の小幡和輝(数百回の講演活動やオンラインフリースクール『クラスジャパン小中学園』の代表として、これまでに1500人以上の不登校生徒をサポート/株式会社明光みらい代表/内閣府地域活性化伝道師)監修のもと、全国大会出場経験者以上のプロのゲームトレーナーと共に情報を発信しています。 ゲームを通じて「脳を鍛える」「コミュニケーション能力を高める」独自の教育プログラムを提供し、不登校のお子さんの居場所作りや社会関与も支援しています。体験会は随時受付中です! 詳細はこちら→日本初、ゲームのオンラインスクール『ゲムトレ』 運用会社はこちら→株式会社ゲムトレ(東証グロース上場企業 株式会社カヤックのグループ会社です。)

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